2011年02月27日

第1話 「ゴロツキタウンで出会った少女」


〜プロローグ〜

第1話
「ゴロツキタウンで出会った少女」



さて…
今日はスターストーンと魔法の地図のお話をしましょう

とお〜いとお〜い昔のこと
あるところに とても大きな街がありました

皆は幸せに暮らし 街は大変栄えたと言います

しかし…ある時のことです
恐ろしい災いが街に降りかかりました

空は闇に覆われ 大地は震え
まるで世界の終わりが来たようでした

そして街は そのまま一夜のうちに
地の底に沈んでしまったのです



それから長い長い月日が経って…
全てがおとぎ話となった頃
跡形もなくなったその場所に
人が集まり 新しい街がつくられました

やって来た人々は言いました
「地下には 昔の街のお宝が 今もそのまま残っている」と…


そう…
これが港町ゴロツキタウンに伝わる財宝伝説です



?「…………なるほどね」
頷きながら本を読む1人の少女
少女といっても人間ではない どうやらクリボー族のようだ
頭にライトのついたヘルメットを被り 金色のポニーテールが太陽の日差しを浴びて
キラキラと一際美しい輝きをはなっていた
ク「……ここゴロツキタウンに眠るという伝説の財宝! その財宝にたどり着くためには…
  そのスターストーンって物が必要なわけね!」
階段に座っていたクリボーの少女は本を閉じ 立ち上がって辺りを見渡した

ク「…それにしても お世辞にも素敵な街とは言えない所ね」
クリボーの少女は ため息混じりに そう呟いた
※「てめぇー!! 俺の金返せー!!」
※「うっせーな!! 文句あんならかかってこいやおらぁー!!」
少女の目の前で突然帽子を被ったクリボーと 顔に傷のあるいかにも悪そうなクリボーの2匹が
言い争いを始め ついには殴り合いのケンカにまで発展した
ク「…はぁ〜 物騒な町ね さすがゴロツキタウンなんて名前が付くだけの事はあるわ」
少女は再びため息を零した

ここはキノコワールドのとある場所に存在する大きな街ゴロツキタウン
財宝伝説の噂が絶えない街なのだが 名前通りこの街にはゴロツキ同然のならず者が
数多く暮らしており ケンカやもめ事はこの街ではもはや当たり前の事だった
ク「………はぁ〜 やっぱり来なきゃよかったのかしら? ………でも」
クリボーの少女は空を見上げた 大空に浮かぶ雲はゆっくりと西の方角へ流れていく
ク「…いえ! ここで諦めてたんじゃ 何のためにクリフォルニア大学に入学して
考古学を学んだんだか!! ひとまず………キャッ!!」
小さなクリボーの少女の身体がボールのように数m先まで吹っ飛んだ

?「げへっ? ボーッと突っ立ってんじゃねーよ姉ちゃん!」
少女にぶつかってきたのは体格の大きな男だった だが ただのゴロツキではなさそうだ
真っ赤な襟のついた真っ黒な服のお腹の部分には大きな×印が描かれ
左右が角のように突き出ている紫色の頭巾と眼鏡で顔を隠す いかにも怪しい男だった
街でたくさんのゴロツキを見てきた少女だが こんな異様な格好の男を見るのは初めてのようだ
?「んっ? 何だこれは?」
ク「あっ!! それは私の…」
男はクリボーの少女が落とした本を手にとってながめた
?「何〜〜っ!? スターストーンと伝説の宝について…だと?」
男は開いたページに書かれてあった内容を読み 思わず大声を上げた
そして次の瞬間 男は静かに目線を少女の方へと移した

ク「……えっ!? な…何!?」
?「げへへ… スターストーンについて調べてるってことは…
  何か情報を知ってるってことだな? よ〜し ちょっと一緒に来てもらおうか
  お前が調べたスターストーンの情報を全部ワシらに提供して貰おう!!」
男は少女を捕まえようと手を伸ばしてきた
ク「!! い…嫌よ!! 誰がアンタなんかについてくもんですか!」
慌てて その場から逃げ出そうとするクリボーの少女
?「げへへ…そうはさせねぇ おい野郎共!!」
男が口笛を吹いた次の瞬間 逃げる少女の行く手を部下らしき3人が取り囲んだ
男と同じようにお腹に×印のついた服と顔を隠す眼鏡や頭巾を被っている
?「ペケダー様! この娘を連れて行くのでありますか?」
?「そうだ! この姉ちゃんはスターストーンの情報を知っているようだ
  力づくでも聞き出してやる!!」
ペケダート呼ばれる男の指示で 3人の部下はいっせいに少女に襲いかかった
ク「こ…来ないで!! 誰か! 誰か助けてー!!」
少女は必至に逃げ回りながら叫んだ

※「ん? 何だ何だ!? ケンカか?」
※「ほっとけよ… いつものことだ」
※「他人のトラブルに一々関わってちゃ この街じゃ生きてけねーよ!」
クリボーの少女は逃げながら必至に助けを求めたが
誰も彼女を助けようとする者はいなかった
他人のトラブルに関わらない… 非情だが
それがこの街で生きていくために必要な事のようだ
ク「はぁ…はぁ… キャアッ!!」
街を逃げ回り 港の方までやって来た少女は足を踏み外し
階段から転げ落ちてしまった
ペ「ゲヘヘ…逃げても無駄だ! それー 姉ちゃんを捕らえろ!!」
ペケダーの合図で3人の部下がいっせいに少女に飛びかかった
ク「……っ!!」
少女は逃げることが出来ず 観念しその場に立ちすくんで目を閉じた
すると…
?「ぎょええっ!!」
?「ぐわっ!!」
?「ぬぎゃっ!!」

ク「…………え?」
自分に襲いかかってきていたはずの3人の部下は
誰かに打ちのめされ目の前に倒れていた
ペ「げへっ!? だ…誰だ!! ワシらの邪魔をする奴は!?」
ペケダーが慌てて階段を降りてくると そこには1人の男の姿があった
ペ「げへぇ〜 兄ちゃん ワシらに逆らうとは良い度胸だな?
  そんなに痛い目にあいたいかー!?」
ペケダーは勢いよく体当たりをしてきたが
その男は華麗なジャンプで攻撃をかわし
逆に上空からペケダーの後頭部を思いっきり踏みつけた
ペ「ゲッヘェェーーッ!!」
ペケダーはそのまま部下を巻き込んで地面に倒れた
そしてペケダーに攻撃を決めた男はスタッと地面に華麗に着地し
心配そうに少女の元にかけよった
ク「あ……ありがとう おかげで…………!! あ……あなたは!!」
少女は目の前にいる1人の男の姿に驚いた
ク「真っ赤な帽子… 青のオーバーオール… そして立派なヒゲ…
  間違いないわ!! あなた…マリオでしょ?」
そう 少女の前に立つ男こそ キノコワールドのスーパースター マリオだった

ク「うわー まさかこんなゴロツキばっかりの街で
  あなたみたいなスーパーヒーローに出会えるなんて思わなかったわ!!
  ……………っと その前にお礼を言わなきゃ
  助けてくれてどうもありがとう! おかげで…」
ペ「うげげ…や やったなぁ〜」
振り向くと いつの間にか倒れていたペケダーが起き上がっていた
ペ「ゲヘ…こうなったら総攻撃だ!!
  野郎共ー!! 出てこーーーい!!
ペケダーが合図を送った次の瞬間 どこからともなく大勢の部下達が現れ
あっという間に港の周りを取り囲んでしまった
その数ざっと1000体はいるであろうか!?
ペ「ゲヘヘー!! これだけの数なら さすがのお前も勝ち目はないだろう?
  それー!! いっせいにかか…」
ペケダーが攻撃の合図をかけようとした次の瞬間
突然どこからか投げ込まれた爆弾が爆発!
辺り一面は真っ黒な煙に覆われ 視界が効かなくなってしまった
ペ「ゲヘッ!? 煙幕か? こしゃくなー 者共かかれぇー!!」
ペケダーの合図で部下達はいっせいに攻撃を開始した

ペ「……………………………………………うげ? ちょっと待てー!!
  攻撃ストーーーーーップ!!
ペケダーが静止指令を出すと 辺りは静かになり
攻撃の際に生じた砂埃も徐々におさまってきた
そして…
ペ「うぐげげげげっ!! しまった…逃げられたか」
そう そこにすでにマリオ達の姿はなく いるのは1000体の部下と自分だけだった

ク「………ふぅー 何とか逃げ出せたみたいね」
少女とマリオは港を離れ 町の中心部へとたどり着いていた
ク「あの煙幕のおかげで助かったわ あれもマリオがやったの?」
少女の問いにマリオは首を横に振った
ク「えっ? じゃああれは…」
?「よっ! アンタ達無事でよかったな」
そこへ突然1人の緑色の服を来たボロドーが話しかけてきた
ボ「危ねぇとこだったな! アンタが強いのは俺も知ってっけどよ
  さすがにあの数を1人で相手すんのは大変だろ?」
ク「!! じゃあ…あの煙幕はあなたが!?」
ボ「おっと…別に礼なんていらねぇぜ!
  俺はああいう奴らを見てると我慢できない性分なんでね!
  それより嬢ちゃん! こんなゴロツキばかりの街で
  一人歩きするのはよしたほうがいいぜ!
  …………まぁ その兄ちゃんと一緒ならそんなに心配もねぇかもな!
  そんじゃな! あばよー!!」
ク「あ! ちょっと…」
少女が声をかける前に ボロドーはその場から素早く去っていってしまった
ク「…………行っちゃった ちゃんとお礼が言いたかったのに…」
少女はしばらく呆然と立ちつくした後 ハッと我に返ってマリオの方を向いた
ク「そうそう さっきは助けてくれてありがとう! でも…
  どうしてあなたみたいな人が こんなゴロツキの街に?」
クリボーの少女が訪ねると マリオは懐から1枚の地図を取りだして説明をした
ク「えええっ!? ピーチ姫から宝の地図が届いて…
  それで宝探しに来たですって!?」
思わず大声をあげるクリボーの少女
ク「ピーチ姫って…キノコ王国のお姫様よね? どうしてそのピーチ姫が宝の地図を!?
  これ…確かに本物の宝の地図みたいだし… もしよかったら聞かせてくれない?」
目を輝かせてマリオに問いただすクリボーの少女
ク「………あっ! そういえばまだ名乗ってなかったわね 私はクリスチーヌ
  クリフォルニア大学で考古学を学んでる3年生よ!」
少女クリスチーヌはマリオに自己紹介し マリオもクリスチーヌに改めて自己紹介したところで
話の本題へと入っていった

                                  つづく
posted by モモワ at 02:58| 和歌山 ☀| Comment(2) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

おお! 本当に此方で書くことになったのですね!
早速読みました! 自分ペーパーマリオRPGはプレイしたことが無いので新鮮に読んでいくことができます
ちょっと期待しちゃいますw
例によってペラペラマリオは喋らないという……w
僕も別ゲームの奴をプレイしながら書いていったことがあります
意外と楽しいんですよねw これがまた

全く中身に触れてませんでした^^;
スターストーンが今回のカギなんですね
人助けをするボロドーなんているんですか……驚きですね
この後マリオたちは大冒険に出るんですかね(笑)

続き楽しみにしてます^^
それでは!
Posted by セル at 2011年03月01日 23:15
ペーマリはまったなぁ…

本編は知ってるからオリジナリティに期待してますよ!(何

そういえばゲームでもマリオは全く喋らず頷いたり手を上げたり手を差し出したりするだけだったw

それを小説でもするとなると大変だろうけど頑張れ!(何

今思うとクリフォルニアって…(笑
Posted by れいり at 2011年03月05日 20:57
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