2011年03月05日

第4話 「地下通路の黒い箱」

〜プロローグ〜

第4話「地下通路の黒い箱」


マリオ達はフランクリを追いかけて家の外に出た
フ「ふむ…確かここじゃったな」
フランクリは家の前にある策をはずしていた
その奥には緑色の土管が見える
フ「この土管から ゴロツキタウンの地下へと行くことが出来るのだが…
  地下にはガラの悪い連中がウロウロしている
  心してかからねばならんぞ!」
ク「平気ですよフランクリ先生! こっちにはマリオがついてるんですから!
  さぁマリオ! 早く地下にあるという1000年の扉に向かいましょう!」
マリオは頷くと ジャンプして土管の中へ飛び込んだ
続いてクリスチーヌやフランクリも同じように土管の中に飛び込んだ
しばらく狭い土管の中を進むと ようやく先に出口が見えてきた

ク「へ〜 ここがゴロツキタウンの地下… もっと洞窟みたいなとこかと思ったら
  何か地底の街って感じね」
土管を抜けた先には どこまで続くか分からない地下通路が広がっていた
フ「驚いたかね? 元々この辺りの建物は皆地上にあったのだよ
  しかし…伝説とされている大災害によって
  街は地底深くへと沈んでしまった…………ほれ! 見た感じ…
  まだまだ街だった頃の面影が残っておるだろ?」
確かにフランクリの言うように ボロボロになっているとはいえ
石畳のような通路に壊れた街頭が立ち並んでいる
周りには建物のような物もいくつかあるが 損傷が酷い建物がほとんどだ
フ「さて… とりあえず進んでみよう! ワシも1000年の扉が
  この地底のどこにあるかまでは知らないからな…
  自分の足で歩いて調査をすることも 考古学者としての立派なつとめだ!」
ク「そうですねフランクリ先生! さぁ行きましょうマリオ」
マリオ達は左右に続く道の右側の通路を進んでみた
せまい通路を抜けると とても広い空間に出た
ク「うわぁ〜広〜〜い!! ここは…きっと街の広場だったのかしらね?」
空間の中央に噴水らしき物が見える所からして 恐らくそうなのだろう
もちろん噴水も今は壊れて水を吹き出すことなく朽ち果てている
さらに奥へと進もうとしたマリオ達だったが
通路に向かって倒れた巨大な大理石の柱が道をふさいでしまっていた
柱の下にはわずかながらの隙間があるが マリオ達が通り抜けるには狭すぎる
フ「ふ〜む… この先へは進めないようじゃ 戻ろう」
マリオ達は来た道を戻り 今度は左の通路を進んでいった

その先にある階段を降り 再び階段を登ると 遠くの足場に
土管らしきものがあるのを確認できた
フ「1000年の扉はもっともっと深いところにあるはずだ
  あの土管を使えばさらに下の階へと行けるだろう」
ク「そうですね じゃあ早速…」
?「お〜っと!! ちょいと待ちなよ そこの姉ちゃん!!」
突然暗闇から誰かの声が聞こえ 通路の先から3匹のクリボーが姿を現した
よく見ると1匹は普通のクリボーだが 1匹は翼を持ち 残りの1匹は
頭に鋭いトゲのついた帽子を被っている
ク普「へっへっへ… こんな所で可愛い姉ちゃんに出会えるとはな!」
ク羽「どうだ? 俺達と一緒に来ないか? 可愛がってやるぜ〜」
ク棘「後ろのオッサン2人には用はねぇからよ とっととどっかに消えな!」
どうやらクリボー達の視線の先にはクリスチーヌしかいないようだった
ク「あ〜ら…可愛いなんて正直な連中ね!」
クリスチーヌは しっかりその部分だけは素直に認めた
ク「………でも アンタ達みたいなタイプ私大っ嫌いなの!!
  悪いけど急いでるんだから そこをどいてくれる!?」
さすがに彼らの誘惑に乗るようなクリスチーヌではなかった
しかし断ったことで クリボー達は頭にきたようだった
ク普「この野郎〜!! 下手に出てりゃいい気になりやがって!!」
ク羽「こうなったら ちょいと痛い目にあわせてやろうぜ!!」
ク棘「まずは そのヒゲのオッサンからコテンパンにのしてやる!!」
クリボー達は怒ったまま いっせいにマリオ達の方に向かってきた

フ「ふむ… クリボー パタクリボー トゲクリボー
  クリボー一族勢ぞろいといった感じだの」
ク「そうですね …でも相手じゃないわ ねぇマリオ?」
マリオは頷くと同時に向かってきたクリボーの攻撃をジャンプでかわし
そのままクリボーの頭を踏みつけてクリボーを倒した
ク羽「よくも仲間を! くらえ〜!!」
続いてパタクリボーが上空から急降下してきた すると…
ク「マリオ さっきは助けてもらったけど…
  私だって戦えるんだからね! 見てなさい!」
クリスチーヌは大きくジャンプし 放物線を描きながら
パタクリボーの頭に頭突きをお見舞いした
ク羽「ぐぎゃっ!!」
パタクリボーは衝撃で羽を失い 普通のクリボーになって地面へと落下した
ク「……ね? こんな連中くらい朝飯前よ!」
マリオは「オー」と感心しながら手を叩いて拍手した
ク棘「へへへ…じゃあ俺にも その得意な頭突きとやらを
   おみまいしてもらおうじゃねーか!」
そう言ってマリオ達を威嚇するトゲクリボー
さすがにこいつにはジャンプ攻撃が通用しなさそうだ
しかし…
ク棘「さぁどうした? お得のジャンプで俺を………お?」
ガツーン!!
辺りに衝撃音が響いた マリオは持っていたハンマーを使い
トゲクリボーに会心の一撃をお見舞いしたのだった

ク棘「く……くしょぉ〜 ハンマーを持ってやがるとは…」
ク羽「この羽の恨み…忘れねえかんな!!」
ク普「お…覚えてろぉ〜!!」
クリボー達は泣きながらどこかへと逃げ去っていった
ク「ふんっ! いい気味」
クリボー達を倒したマリオ達は そのまま奥にある土管に入り
さらに地下へと降りていった
フ「この先にも先程のようなガラの悪い連中がいて
  ワシらを見つけたら襲いかかってくるだろう…
  気を引き締めていかねばならん……………!!
  そうだマリオ君! キミにこれを渡しておこう」
フランクリは靴の形をしたバッジをマリオに渡した
フ「それは『ガツーンジャンプ』のバッジだ! それをつけていれば
  キミは必殺ガツーンジャンプが使えるようになる
  大きな力で敵にジャンプ攻撃する技じゃ 是非つけておくといいよ」
マリオはフランクリから受け取ったガツーンジャンプのバッジを早速つけた
ク「なかなか似合ってるわよ! さぁ先に進みましょう」
マリオ達は地下通路をさらに進んでいった
その先には水の流れている場所があり 先程のようにクリボー達が
何回か襲ってきたが 特に苦戦する事はなかった
と…その時
※「ちくしょー! 覚えてろよ!」
2匹のトゲクリボーが泣きながらマリオの横を走り抜けていった
すると…
?「あ…ありがとうございます」
?「気にするな! この辺にはあんな連中がいるから気をつけろよ」
少し先の開けた場所に二人はいた 1人はボロドー そしてもう1匹は
何やら身体の小さい見たことのない生き物だった
その生き物はボロドーに礼を言うと 小さな壁の隙間から
どこかへと去っていった
ク「……あれ? あなたはあの時の!」

ボ「ん? ……お!! なんださっきのお嬢ちゃん達じゃねーか」
それは先程 港でマリオ達を助けてくれたボロドーだった
ク「さっきはどうもありがとう! …でも こんな所で何をしてるの?」
ボ「な〜に… ここは伝説にもなってる沈んだ街だったところだろ?
  お宝とか…何か珍しい物がないかって思ってな! 時々来るんだよ
  …んでもって ちょうどここで見たことない小さいのがトゲクリボー達に
  からまれてたから 追っ払ってやったのさ!」
ク「へぇ〜 あなたって優しいのね」
ボ「な〜に… 弱い物いじめする連中が許せねぇだけだよ!
  ……んでお嬢ちゃん達は何でこんなとこに?」
マリオ達はボロドーに1000年の扉や宝の地図のことを話した
ボ「あ〜 そういやあったなそんな扉! まぁ…確かに怪しいっちゃ怪しいが
  どうやったって開けられねえ扉だからな〜 俺は興味無しだぜ!
  確か…ほれ! そこの土管で潜った所にあったはずだぜ!」
ボロドーが指さした建物の窓から わずかに土管が見えていた
ボ「そんじゃな! 俺は別の所を探ってみたいからよ!
  またどっかで会えたら会おうぜ! あばよ〜」
ボロドーは素早い動きで 別の通路の奥へと走り去っていった
フ「ふむ…この土管の先と言っておったな さぁ急ご………ん?
  彼…何か落としていったみたいだよ?」
フランクリは足下に落ちていた真っ黒な色のカギを拾った
ク「何だか不気味な色のカギですね 今度会った時に彼に返しましょう!」
マリオ達はカギを拾い 土管を通ってさらに地下へと潜った
そして土管を抜けると再び道が左右に分かれていた
ただ左には高い壁があり マリオのジャンプでもよじ登れそうになかった
右にある階段の上から飛んでも 飛び移れそうにはない距離だ
ク「う〜ん…マリオのジャンプでも無理となると この階段を登って
こっちに進むしかなさそうね」
マリオ達はそのまま右にある階段を登り 頂上にある建物の中へと入った

ク「あら? 何かしらこれ?」
そこは中央に真っ黒な大きな宝箱が1つ置かれただけの寂しい空間だった
フ「何だか不気味な色をしておるのぅ」
マリオは宝箱に近づき 箱を開けようとした
すると…
?「…………!! おおお! ついに勇者が現れおった!!」
突然箱がカタカタと揺れたかと思うと 突然語りかけてきた
?「オヌシが伝説の勇者じゃな!? いや…間違いない!!
  ワシの声は伝説の勇者にしか聞こえないはずじゃからな!!」
突然マリオを勇者と呼ぶ黒い箱 マリオ達は訳も分からず呆然と聞いていた
ク「マリオが勇者? あなた…誰なの?」
クリスチーヌが訪ねた よくよく考えれば黒い箱の声はマリオだけでなく
クリスチーヌにもフランクリにも聞こえてることになるのだが…
?「うむ… 実はワシは昔悪い魔物に呪いをかけられてしまっての…
  ワシの呪いを解いてくれる勇者が現れるのを
  ずっとここで待ち続けていたというわけなんじゃ!
  …ところで オヌシ達は何故ここへやってきたのじゃ?」
黒い箱がマリオ達に訪ねてきた
フ「ふむ… 先程のボロドーは信用できそうだったから話したが
  今回は信用できるかどうか怪しいもんだのう…
  ワシらがスターストーンを探している事は黙っておいたほうが 
  いいかもしれんのう…ふむ」
ク「そうですね…………!! ってフランクリ先生!!」
フ「!! し…しまったぁ〜!!」
うっかり口を滑らしてしまったフランクリの叫びが辺りにこだました
?「…なるほど オヌシ達はスターストーンを探しておるのだな?
  やはりオヌシ達は勇者に間違いない! それに…
  スターストーンを手に入れるにはワシの力が必要となる!
  どうかこの箱を開けてワシを出してはもらえんじゃろうか?
  この箱を開ける黒いカギは この近くに落ちていたはずなのじゃが…」
ク「黒いカギ………………え? もしかして…このカギが!?」
マリオ達は先程のボロドーが落としたと思われる黒いカギを取りだした
?「おお〜!! それじゃそれ!! そのカギを使えば
  ワシはこの箱から解放される! 頼む!! そのカギをつかって
  ワシをここから出してくれぬか!?」

マリオ達は迷った 箱の言ってることが本当かどうかも分からないし
あのボロドーの物かも知れないカギを勝手に使うわけにはいかないと…
?「頼む…もうオヌシ達しか頼れる者がおらぬのだ!!」
ク「…………どうするマリオ?」
しばらく悩んだマリオだったが 必至に願い続ける黒い箱の頼みを
見捨てていくこともできず… マリオは黒いカギを使うことを決意した
?「おお…ありがたい! さすがは伝説の勇者」
マリオは黒いカギを鍵穴に差し込んで回した
すると カチャンという音と共に箱のカギが開いた
?「おおおおおお! オヌシのおかげで助かった!
  心より礼を…………」






?「……な〜〜んてな
  ブワハハハハハハハハハハッ!!
 バ〜〜〜カ〜〜〜め〜〜〜〜!!

黒い箱は態度を一転させ 不気味な大声で叫んだ後 ゆっくりと箱を開いた
すると中からでてきたクシャクシャの紙のようなものが徐々に広がり
マリオ達の周りの空間を覆いつくした
?「まんまと騙されおったな!! 誰がお前らなど助けたりするものか!!
  それどころか…これまで閉じこめられた恨みを晴らすために
  お前に恐ろしい呪いをかけてくれるわ!!
  そりゃ〜!! 呪われろ〜〜〜〜〜っ!!」
次の瞬間 眩しい閃光が放たれ マリオの全身を覆い尽くした
?「ブワハハハハ!! これでお前は呪われたぞ!!
  いいか!? よ〜〜〜〜〜〜〜く聞け!!
  お前はこれから頭の中で紙飛行機を想像する度に…
  何と身体が紙飛行機になってしまうのだ!!
  それ!! 紙飛行機を想像してみるがいい!!」
想像しろと言われたら 嫌でも頭で想像してしまうのが人間…
マリオは言われるままに紙飛行機のイメージを頭で想像してしまった
すると…
ク「!! マ…マリオの身体が!?」
マリオの身体はペラペラの折り紙のようになり
ひとりでに身体が折り曲がって紙飛行機の姿になってしまった
?「ブワハハハハ!! どうだ呪いの恐ろしさが分かったか!?
  その姿のまま高いところから飛び降りると 紙飛行機のように
  なさけない動きで空を飛べるようになってしまうのだ!!
  …ちなみにその紙飛行機に触れた者は 吸収されてしまうのだ!
  格好悪い紙飛行機に乗せられて飛ぶという苦渋を
  た〜〜っぷり味わうがよいわ!!
  ではさらばだ愚か者め! ブワハハハハハッ!!」
散々1人で騒いだ後 黒い箱の中身は再び小さくしぼみ
そのまま消滅してしまった

ク「……………何だったの今の? 大丈夫マリオ?」
気がつけばマリオの身体は元に戻っていた
どうやら紙飛行機が地面につけば ひとりでに元に戻るようだ
フ「ふむ… よく分からん奴だったが 呪いといっても
  それほど問題はなさそうだよ! むしろその能力を使えば
  先程の高い壁を越えられるかもしれぬ!
  ものはついでだ! 早速試してみるとしよう」
マリオはキツネにつままれたような顔を浮かべたまま 建物の外に出た
そして階段の上から紙飛行機を思い浮かべ 身体を紙飛行機へと変えた
ク「確か…触れた者は吸収されるって言ってましたよね?」
フ「そうだ! さぁ紙飛行機になったマリオ君に触れてみよう!」
二人は紙飛行機になったマリオに触れた
すると二人は紙飛行機の背中部分の折り目の中に吸い込まれた
フ「よしマリオ君! 階段の上から向こうの壁の上まで飛んでみてくれ!」
紙飛行機マリオは階段の上から発進し 上下に放物線を描きながら飛び
何とかギリギリ壁を越え 向こう側に着地することが出来た
そして地面に着地するとマリオ達は元の姿に戻った
フ「うむ成功だ! 何だかよく分からん奴だったが… おかげで
  こちら側に来ることができたのぅ」
ク「そうですね 呪いなんて言ってたけど便利そうですもんね!
  マリオ! これからも いざって時は紙飛行機よろしくね〜」
クリスチーヌにウインクされながらも マリオの心境は少々フクザツだった

                                    つづく


posted by モモワ at 23:40| 和歌山 ☁| Comment(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
モッチ! 策じゃなくて柵!(黙れ

ちなみに左右の分かれ道で右に進むってのはこっちから見てだねw(待て

……あ、マリオたちから見てか(ちゃんと最後まで読もうね〜^^

……マリオが喋ったw

そういえばゲームでは羽クリボー逃げるとき羽復活してるよねww

こ、このボロドーは物語に一体どういう風に関わってくるんだ……

喋っちゃう奴でたwwwww

あそこの場面が鮮明に脳裏に思い浮かんだ〜〜〜!!!(何

あれは吸収という捉え方なのか……(笑
Posted by れいり at 2011年03月14日 21:52
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