2011年03月11日

第5話「星の導き」

〜プロローグ〜

第5話「星の導き」


ク「うわああぁぁ〜〜っ!! す…すご〜い!!」
通路を抜けて開けた場所に出た瞬間
クリスチーヌは思わず大声に出して叫んだ
そこは これまでの場所とは全く違う空気の流れる空間だった
中央には円形のステージのような台があり
そしてその台の向こうの壁には 何とも不思議な模様が描かれた
深紅色をした豪華な扉があった
フ「す…素晴らしいぃ〜!! これぞ伝説になっている1000年の扉だ!
  さぁ もっと近くに行ってみよう!」
フランクリは伝説の1000年の扉を目の当たりにし 少し興奮気味だった
だが無理もない… クリスチーヌやマリオですら初めて目にする
ゴロツキタウンの伝説にある1000年の扉
言い伝えが本当なら この扉の向こうに
伝説の宝が眠っているということになる…
ク「う〜 何かドキドキしてきたわね さぁマリオ!
  私達も1000年の扉の近くに行ってみましょう」
フランクリに遅れて数秒後 マリオ達も1000年の扉の前へとやってきた

目の前にそびえ立つ巨大な1000年の扉
マリオは試しに両手で押して開けてみようとしたが
扉はビクとも動こうとしなかった
まるで不思議な力に守られているかのように…
フ「やはりこの扉を開けるには…スターストーンを集めるしかないようだな」
フランクリはそう呟くと 振り返ってマリオの方を向いた
フ「……………さて マリオ君!
  先程クリスチーヌ君が言った事を覚えているかね?
  『魔法の地図を持つ者は1000年の扉の前で それを掲げるべし…
  さすれば星の導き 星の石の在処をてらすであろう…』
  早速宝の地図を扉の前で掲げてみてくれたまえ!
  伝説が本当なら きっと何か起こるはずだ!」
マリオは頷き 懐から宝の地図を取りだすと
扉の前にある円形の台の上に乗って 高々と魔法の地図を掲げた
すると…
フ「!! おおおぉ〜!! これは…」
ク「床が!! …先生 これは一体!?」
突然マリオが乗っている台を中心に 不思議な青い光が周りを包み込んだ
足下には魔法陣のような不思議な模様が現れ
さらにはマリオが手にしている宝の地図が謎の光に包まれた

…………それからどれくらいの時間が経っただろうか?
気がつけば周りを囲んでいた不思議な光はおさまり
辺りは静けさを取り戻していた
ク「…………!? 何だったのかしら? 今の光?」
フ「ふ〜む… 何やらマリオ君に不思議な力が宿ったようにも
  見えたのじゃが…………んっ!? そうじゃマリオ君!
  宝の地図に何か変化は起こっておらんか!?」
マリオは すぐさま手に持っていた地図を広げて確認した
そして地図に変化がある事に誰もが気付かされた
ク「これは………お城!? さっきは こんな物なかったわよねマリオ?」
地図の右上部分 ゴロツキタウンから北東に位置する草原には
お城のような物が記されていた
もちろん先程見たときには こんなお城は記されてなかった
それは地図を見た全員が確認している
フ「ふむ…… とにかく 一度ワシの家に戻ろう!
  地図を調べるのはそれからだ!」



その頃ゴロツキタウンから少し離れた場所では…
?「マリオったら遅いんだから…」
一本道を歩いていく1人の女性
そう 彼女こそキノコ王国の王女ピーチ姫だった
ピ「…まぁいいわ 先にお宝の手がかりを見つけて
  マリオをビックリさせてあげるわ!
  伝説の宝を調べてるっていう考古学者のお爺さんから聞いた場所…
  このまま進んでいけばそこに着くはずだし」
どうやらマリオに宝の地図を送ったものの
肝心のマリオがなかなかやってこないので
待ちきれず 1人で先に宝探しを始めてしまったようだった
と…その時
?「お嬢さん… お嬢さん…」
ピーチ姫が歩いていると 誰かが突然声をかけてきた
ピ「…えっ? 誰? 今誰かが私を…」
?「お嬢さん… こっちさね」
草むらの影からマントを羽織った1人の老婆が手招きをしていた
どうやらピーチ姫に宝の地図が入った小箱を渡した
物売りのお婆さんのようだ
ピ「あら! あなたはさっきの…」
婆「ヒッヒッヒッヒィ… いよいよ宝探しを始めるようさね?
  そんなお嬢さんに餞別をと思ってね…」
老婆は真っ赤に熟した美味しそうなリンゴを取り出した
ピ「まぁ 美味しそうなリンゴ!  
  ……おいくらかしら?」
老「ヒッヒッヒッヒィ…お代なんかいらないさね
  腹が減っては戦は出来んというさね
  最も…戦ではなく宝探しだが どっちも同じさね」
老婆はそう言って手に乗せたリンゴをピーチ姫に差し出した
ピ「…でも悪いわ この宝の地図だってタダでいただいたのに…」
老「気にすることないさね アタシからの感謝の気持ちさね
  …あんな物騒な街で アタシみたいな年寄りがやってる店に
  興味を持ってくれたお客は あんただけさね
  遠慮無く受け取るといいさね」
老婆はそう言うとピーチ姫の手にそっとリンゴを乗せた
ピ「……ありがとうお婆さん 本当言うと…
  お昼を食べる前に出発しちゃったから
  さっきからお腹がすいてて困ってたとこなの
  ありがたくいただくわ」
ピーチ姫は老婆に礼を言うと リンゴを一口かじった
ピ「う〜ん美味しい! 本当に悪いわ こんな美味しい…リンゴを…
  お金も………はらわ………ず………に………」
次の瞬間 ピーチ姫は気を失い その場に倒れ込んでしまった
老「………ヒッヒッヒッヒィ リンゴに仕込んだ眠り薬が
  効いたようさね」
?「さすがお姉様の魔法薬 効果テキメンね!」
?「んあ〜」
老婆の後ろから突然現れた何者かが言った
?「…それで そのお姫様をアイツのとこに連れて行けばいいのよね?」
?「んあ〜」
老「そういう事さね… さぁグズグズしてないで さっさと帰るさね!
  お姫様が目を覚ましたら面倒さね」



そしてこちらはゴロツキタウンのフランクリの家
フ「………というわけで その宝の地図はスターストーンが
  どこにあるかを示す レーダーのような造りになっているようだ!
  そして先程地図に現れたお城だが… これはドラドラ平原
  示している! 1つ目のスターストーンは ここドラドラ平原にあるようだ」
ク「ドラドラ平原? 確か…ここから北東のドラドラ地方にある平原の事ですよね?
  1年中暖かくて景色も良くて ノコノコ達が暮らす村もある…」
フ「うむ その通りだ! 実は…ワシも以前からドラドラ地方には
  何かあると思っておったんだよ 宝の伝説が記された本に
  たびたびドラドラ地方という地名が出てきておったからな
  あそこには何かがあると………………おっ!!
  そうじゃ!! 思い出した!!」
突然大声を上げるフランクリにマリオ達は驚いた
フ「そういえば… 数日前に伝説の宝について聞きたいと
  1人の女性が訪ねてきおってな」
ク「1人の女性!?」
フ「うむ… この街には似合わない美しいお嬢さんだった
  きれいな桃色のドレスをまとい 黄金色に輝くきれいな髪に
  金色の王冠をかぶっておった」
その言葉にマリオは驚き 慌てて近くに落ちていた紙に
ある人物の似顔絵を描いてフランクリに見せてみた
フ「!! おおおぉ〜 このお嬢さんだ!
  まさか…このお嬢さんがピーチ姫だったとは…」
やはり数日前フランクリを訪ねてきた女性はピーチ姫だった
さらにフランクリは ピーチ姫にスターストーンとドラドラ平原の事を
話してしまったという
ク「……ってことは やっぱりピーチ姫は
  1人でドラドラ平原に向かったのね!
  またあの変な連中が襲ってこないとも限らないし… マリオ!
  急いでピーチ姫の後を追った方がいいんじゃない!?
  ピーチ姫が宝探しを始めたんなら…
  同じようにスターストーンを追っていけば いつかきっと
  ピーチ姫に追いつけるはずよ!」
クリスチーヌの提案にマリオは頷き 早速自分もドラドラ平原へ向けて
出発することを決めた
フ「ワシはこの街でピーチ姫や その変な連中の事について
  色々聞き回ってみることにしよう
  頼りになる知り合いもおることだしの」
ク「分かりました 私達はドラドラ平原に向かいます!」
フ「ドラドラ平原へと続く土管が この街の地下にあったはずだ!
  二人とも…くれぐれも気をつけて行くんだぞ!
  何か分かったら またワシを訪ねてくるといい!
  それでは気をつけてな」
マリオ達はフランクリに見送られ フランクリの家を後にした
ク「さぁ…いよいよ冒険の始まりね!
  目指すはドラドラ平原! さぁ行くわよマリオ!!」
マリオとクリスチーヌは気分を新たに
伝説の宝とスターストーンを巡る冒険へと出発していくのだった

                                     つづく
posted by モモワ at 20:46| 和歌山 ☀| Comment(2) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんはー

フランクリダメダメじゃないですかw
喋りすぎでしょう……w
てかピーチも! 知らない人から物貰っちゃいけないっていわれたでしょう!(誰
「んあ〜」ってwwww
4話みて思いましたが 吸収されもまた出てこれるんですね
吐き出されるんでしょうか(

続きも楽しみにしてます^^
Posted by セル at 2011年03月12日 01:11
あの城か……(笑

アイツらデターーーー!!(・∀・)

名前は伏せときますが(

これから長い旅が始まるのか……

更新頑張って!(何


………てか短文短文の感想に見にくくて(醜くて)ゴメン(市ね
Posted by れいり at 2011年03月14日 21:58
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。