2011年03月26日

第7話「地底湖の巨大生物」

〜ステージ1〜
マリオとお城とドラゴンと

第7話「地底湖の巨大生物」


マリオとクリスチーヌはゴロツキタウンへ戻るため
再び地下通路に続く土管の前までやってきていた
ク「さぁ行きましょう! 早いとこ そのカギ開けのプロって人を見つけて
  スットン砦へと続く門を開けてもらわなくちゃ」
マリオ達は土管の中へ飛び込んだ
土管の先はゴロツキタウンの地下へと続いており
マリオ達が土管を抜けた先は 周りを水に囲まれた浮島の上だった
どうやら海の水が この地底にまで流れ込んできているらしいのだ
ク「この場所には謎の巨大生物が住んでるって噂もあるらしいわ
  マリオ 落ちないように気をつけてね」
クリスチーヌの忠告通り マリオは点々と続いている足場を
得意のジャンプで渡り 向こう岸へとたどり着いた
ク「それにしても…そのカギ開けのプロって人
  すぐに見つけられるかしら? とりあえずフランクリ先生に
  聞いてみるのが1番いいと思うんだけど…」
マリオも同じ事を考えながら 曲がり角を曲がろうとした
と その時
?「おわっ!!」
曲がり角でマリオは誰かとぶつかり 後ろに倒れた
?「いてて………ん? 何だアンタか」
ク「あら!? あなたあの時の!」
目の前で同じように後ろに倒れていたのは
ゴロツキタウンで出会った緑服のボロドーだった
ク「…!! ちょうどよかったわ!
  あなたに謝らなきゃならない事があったの」
クリスチーヌは以前ボロドーが落としたと思われる黒いカギを
勝手に使って黒い箱を開けてしまった事をボロドーに詫びた
ボ「……あ〜 そういや この辺りを探索してる時に
  そんなカギ拾ったっけな…
  まぁ気にすんな! 俺だってたまたま拾っただけだしよ!」
ボロドーはイヤミ事1つ言うことなく 笑ってその事を許してくれた
ボ「…それに 役に立ったとはいえ結果的にそのせいで
  アンタに呪いがかかっちまったんだろ?
  俺がカギを持ったまま その箱を見つけてたら
  アンタじゃなく俺が呪われてたかもしれないもんな…
  こんな言い方すんのも何だけど おかげでこっちは助かったんだ
  こっちこそ礼を言わせてもらうよ」
ボロドーに逆に礼を言われ 少し戸惑うマリオ
ボ「…おっとすまねぇ! ちょいと急ぎの用があるんだ!
  そんじゃまたなお二人さん!」
ク「あっ! ちょっと待って あなたカギ開けの…」
クリスチーヌがカギ開けのプロの事を訪ねようとした時には
既にボロドーは走り去っていった後だった
ク「……行っちゃったわね 彼ならゴロツキタウンの事に詳しそうだし
  私達が探しているカギ開けのプロの事を
  もしかしたら知ってるんじゃないかって思ったんだけど…
  急いでたみたいだし 邪魔しちゃ悪いわね
  さぁ 早くゴロツキタウンに…」
※「うわああっ!!」
突然背後から誰かの悲鳴が聞こえた
ク「!! 今の悲鳴って…さっきのボロドーじゃない?
  行ってみましょうマリオ!!」
2人はすぐさま来た道を引き返し 声がした方へ向かった

そして先程の水が溜まってる場所で 2人はそれを目撃した
?「ゲソソソ!! 人様の……いやイカ様の大事なゲソを
  いきなり踏みつけるとはどういうこっちゃねん!?
  ええ根性しとるやんけわれー!!」
水面から顔を出した巨大なイカが
長い足でボロドーの身体をしめつけていたのだ
ボ「悪かったって言ってんだろ!
  俺だって踏みたくて踏んだんじゃねーよ!
  お前が足を浮島の上に置いてあるから
  着地した時に…うわっ!!」
?「ゲソゲソー!! 何やワレー? わいにいちゃもんつける気か?
  どたまかちわって海の底に沈めたろかいワレーーーッ!!」
巨大なイカはボロドーを締め上げる足に力を入れた
ク「大変! あの人を助けなきゃ! マリオ!!」
マリオは頷き 持っていたハンマーで巨大イカの別の足に
強烈な一撃をおみまいした
?「ゲソソソォォォ〜〜〜!!」
巨大イカの悲鳴が辺りに引き渡り
ボロドーは足のしめつけがゆるんだ瞬間に素早く脱出した
ボ「ふぅ〜 アンタのおかげで助かったぜ! ありがとよ!」
ク「この前助けてもらったんだから当然よ! ねぇマリオ?」
クリスチーヌの問いかけに頷くマリオ
すると…
?「ゲソゲソゲソー!! よーもやってくれたな!!
  何かよー見たら 偉そうなヒゲはやしよったオヤジまでおるやんけ!!
  おまけによーも わいのゲソを痛めつけてくれよったな!?
  上等やんけー!! 全員まとめていてこましたるわいー!!」
巨大イカは全身を水面から出し 空中に浮遊しながら2本の長い足を
マリオ達めがけてのばしてきた
しかりマリオ達はジャンプで攻撃をかわして着地した
ク「巨大イカのゲッソーよ! 空中にいられるってことは
  こいつは『空中ゲッソー』って呼ばれる一種みたいね
  確かコイツは足を攻撃すれば バランスを崩して
  しばらく動けなくなっちゃうはずよ!」
ボ「おーし! そんなら話は早いぜ!!」
ボロドーはマリオ同様ジャンプでゲッソーの足を踏みつけた
ゲ「ゲソーーッ!! 何してくれよんねん!!
  こうなったらワテの華麗なゲソさばきを見せたるさかい
  覚悟せいやーーーーっ!!」
怒ったゲッソーは別の足をムチのようにしならせて
ボロドー目掛けて振り下ろしてきた
しかしボロドーはサッと攻撃をかわした
ボ「へへへ…そんな攻撃あたんねーよ!」
ゲ「ゲソソー!! ならこれやったらどないやー!?」
ゲッソーは天井ギリギリまで上昇すると 足をボロドーの方に向けた
ク「!! イカスミ攻撃が来るわ! 気をつけて!」
クリスチーヌの助言が間に合い ボロドーは素早くその場から離れた
そして誰もいなくなった場所に ゲッソーのイカスミ攻撃が炸裂した
ゲ「ゲソゲソー!! 小生意気な小娘めー!!
  まずはテメーから…………おっ?」
クリスチーヌに気を取られている間にマリオは大ジャンプで
ゲッソーの真上まで飛び上がり そこから必殺ガツーンジャンプを
ゲッソーの頭におみまいした
ゲ「ゲソソォォォォーーッ!! 何でやねぇぇ〜〜ん!!」
ゲッソーはそのまま海面に落下し 水の底へと沈んでいった

ボ「………どうやら逃げちまったようだな」
3人はしばらく水面を注意深く見ていたが ゲッソーが再び
浮かび上がってくる様子はなさそうだった
ボ「今回はアンタのおかげで助かったぜ ありがとよ!
  それにそっちの物知りで可愛いお嬢ちゃんにも感謝しなくちゃな!」
ク「さっきも言ったけど 前に助けてもらったんだからお互い様よ!
  …あ! そうそうあなたに聞きたいことがあったのよ」
ボ「俺に?」
クリスチーヌはボロドーにゴロツキタウンにいるという
カギ開けのプロの事を知らないかどうか訪ねた
ボ「……なるほど それでその門の鍵を開けるために
  そのプロを探してるってわけか?」
ク「ええ… あなたならゴロツキタウンの事にも詳しそうだし
  もしかしたら知ってるんじゃないかな〜って…」
するとボロドーは口を歪めて小さく笑った後
右手で自分の胸をポンと叩いた
ボ「……知ってるも何も そりゃ俺の事だぜ!」
ク「えええぇ〜〜〜っ!?」
2人は驚いて悲鳴をあげた
2人の悲鳴が水の流れる音しかしない静かな空間にこだまする
ボ「……なるほどな! じゃあ話は早いぜ!
  俺も用事でハナハナ村に行くところだったんだ!
  ついでにその鍵を開けてやるよ!」
ク「本当!? マリオ! これで私達スットン砦に行けるわね」
探していたカギ開けのプロに偶然出会えた事に
クリスチーヌは嬉しそうに跳びはねて喜んだ
ボ「さぁ行こうぜ! もたもたしてると
  またあいつみてーなのが出てくるかもしんねーしな」
マリオ達は再び浮島を渡り ドラドラ平原へと続く土管がある浮島を目指した
ク「……あっ! そういえばあなたの名前 まだ聞いてなかったわね
  私はクリスチーヌ クリフォルニア大学の3年生よ」
歩いてる途中でクリスチーヌがボロドーに訪ねた
ボ「名乗りなんて普段はしねーんだが…
  可愛いお嬢ちゃんに先に名乗られたんじゃ
  こっちも名乗らねーわけにはいかねーよな!」
ボロドーは土管の前で立ち止まると 後ろを向いて返事を返した
ボ「…俺はプロッツ! 人呼んで渡世人のプロッツだ
  まぁ覚えるなり忘れるなり自由にしてくれ!」
そういうとボロドー プロッツは土管の中へ飛び込んだ
そしてマリオ達もハナハナ村に戻るため 続いて土管へと飛び込んでいった

                                        つづく

  



  














posted by モモワ at 21:13| 和歌山 ☀| Comment(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月15日

第6話「到着! ドラドラ平原」

〜ステージ1〜
マリオとお城とドラゴンと

第6話「到着! ドラドラ平原」


ここは穏やかな平原がどこまでも広がるドラドラ平原
季候も年中暖かく 道行く道には色とりどりのきれいな花が咲き乱れ
きれいな川も流れている
ク「すごく景色の良い所ね〜 空気もおいしいし 暖かいから
  思わずゴロンと寝転んでお昼寝したくなっちゃうわ」
ゴロツキタウンの地下通路を通り抜け 土管から出たマリオ達は
ドラドラ平原の素晴らしい光景に心を和ませていた
ク「……でも 私達の目的はピクニックじゃないわ!
  この平原のどこかにあるスターストーンを探さなきゃ!
  景色がいいからって のんびりしている場合じゃないわ」
マリオ達は土管から出ると 目の前に続いている一本道を進んでいった
ク「あ! 見てマリオ! あそこに何かあるわよ」
二人の目の前にたくさんの岩が並んでいる場所が見えてきた
真ん中にある大きな岩を守るかのように
その周りを小さな6つの岩が囲んでいる
ク「……遺跡? でもないみたいだけど 何か気になるわね
  ほら見て! この岩のくぼみ」
大きな岩を取り囲む6つの岩の中のうち 2つの岩には
何かをはめ込むような小さなくぼみがあった
ク「うーん… 考古学者を目指す私としては興味深いけど…
  でも今はそれどころじゃな…」


ギャオオオオオオオ〜〜〜〜ン!!


突然静かな平原に 不気味な声が響き渡った
ク「えっ!? な…何今の声?」
慌てて辺りをキョロキョロと見回す二人
と…その時
?「あ…あの〜」
さらに別の場所からも声が聞こえた
しかし先程の声とは違い 何だか気弱そうな声だった
?「あの… そ…そこにいると見つかっちゃいますよ
  早く…こっちへ!」
見ると木の陰から1匹のノコノコが二人を手招きしていた
二人は訳も分からず ひとまず言われたとおりに
ノコノコの方へと駆け寄った
ノ「ふぅ〜 危なかったですね あんな所に突っ立ってたんじゃ
  すぐに見つかってバクリと食べられちゃいますよ」
ク「見つかる? バクリ? …どういう事なの?」
ノ「しっ!! 身を低くして! 隠れて下さい!!」
そう言って甲羅の中に手足を引っ込めて隠れるノコノコ
そして次の瞬間 またあの謎の声が辺りに響いた


ギャオオオオオォォォ〜〜〜ン!!


その身の毛もよだつような叫び声に二人は身震いし
同じようにその場にしゃがみこんで隠れた
するとそれまで晴れていた周りの平原が突然薄暗くなった
ク「!? 突然暗くなったわね? こんなに天気がいいのに…………!!
  な……何あれぇぇぇ〜〜〜っ!!!」
ノ「しー!! 大声出しちゃダメですってー!!」
そういうノコノコの声も大きかったが
クリスチーヌが叫ぶのも無理はなかった

周りが暗くなったのは雲が太陽を隠したからではなかった
マリオ達のいる場所のはるか上空を とてつもなく巨大な身体を持つ
真っ赤なドラゴンが大きな翼を羽ばたかせて飛んでいたのだ


ギャオオオオォォォォ〜〜〜ン!!


真っ赤なドラゴンはそのまま北の山の方角へと飛び去っていった
どうやらマリオ達には気付かなかったようだ
ノ「…………行っちゃいましたね ふぅ〜これで一安心です」
ノコノコは甲羅から顔を出した よく見るとこのノコノコ
甲羅だけでなく ちょっとオシャレな水色のパーカーを身につけている
ク「いきなりあんなでっかい怪物が出てくるなんてびっクリしたわ!
  何なのあのドラゴン!?」
ノ「は…はい あいつは…ゴンババと言って
  この辺りの村を襲う悪いドラゴンなんです
  僕の住んでるハナハナ村でも これまで何回か被害に遭いました…」
ク「ゴンババ… 何にしても見つからなくてよかったわ
  あなたのおかげよ! ありがとう!」
クリスチーヌがお礼を言うと ノコノコは照れ臭そうに頭をかいた
ノ「僕…ノコタロウって言います あの…もしかして…ひょっとして…
  あなた……マリオさんですよね?」
ノコタロウの問いかけにマリオは頷いた
ノ「うわ〜 やっぱりそうでしたか! こんな所で会えるなんて嬉しいです
  あの… もしかして…あのゴンババを退治しに来たんですか?」
ノコタロウが訪ねると 二人は驚き キョトンとした顔を浮かべた
ノ「……………あ 違いました? ………すいません
  マリオさんなら… ゴンババを倒してくれるかも…なんて
  思っちゃったもんですから…」
ノコタロウは気まずそうにマリオに謝った
ク「…私達 スターストーンっていう星の形をした石を
  探しに来たんだけど あなた…何か知らない?」
ノ「星の形をした石……ですか? いや…僕には分かりません
  でも…ハナハナ村の村長さんなら何か知ってるかもしれませんよ
  よかったら…僕が村まで案内しましょうか?」
ク「そうね… それじゃお願いするわ! ねぇマリオ?」
マリオ達はノコタロウに案内してもらい
橋を渡り 草原を抜けたところにある小さな村へとたどり着いた

ノ「着きましたよマリオさん ここが僕の住んでるハナハナ村です」
ノコタロウが村を案内してくれた 村の中にもきれいな小川が流れ
そのほとりには赤や青や黄色のきれいな花が咲き 花の周りには
フラワーランドの住民 フラワーさんの姿もあった
ク「……でも 思ったより人が少ないわね」
ノ「はい…そうなんです 以前は…もっと多くの旅人が
  訪れてくれたんですが… ゴンババの悪い噂のせいで
  訪れる人も少なくなってしまって…」
?「ノコタロウー!」
そこへ突然誰かの声が聞こえた 見ると目の前の丘の上から
ポニーテールをした可愛い女の子のノコノコが手を振っていた
ク「あら? 可愛い女の子じゃない! ……もしかして あなたの彼女?」
ノ「……エヘヘ 彼女は…ノコリンといって 僕のガールフレンドです」
ノコリンはノコタロウに気付くと 小走りで丘の下へと降りてきた
ノ♀「ノコタロウ 川の畔にはえてたきれいなお花取ってきてくれた?」
ノ「へっ!? ……………………ああっ!!」
どうやらノコタロウ ノコリンに頼まれた花を
摘んでくることを忘れ マリオ達を村に案内してきたようだ
ノ♀「もぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!
   ノコタロウが取ってきてくれるって言うから
   楽しみに待ってたのにー!!
   またボ〜ッと違うことでも考えてたんでしょ?」
ノ「ご…ごめんノコリン 後でもう1回取りに行ってくるよ…」
ノ♀「…………まぁいいわ 何かまたゴンババが出たって聞いたし
   あなたが食べられなかっただけでも…………あら?
   その後ろの人って…確かマリオよね?
   へ〜 こんな有名人が村に来てくれるなんて珍しいわ」
マリオ達はノコリンに挨拶した
ノ♀「スターストーン? う〜〜ん…私も聞いたこと無いわね
   でも そういう話なら村長さんに聞くのが1番よ
   ただ… 最近ちょっとボケが始まったというか…
   物忘れが激しくなっちゃったから
   情報が手にはいるかどうかは分からないけどね」
ノ「村長さんの家は その先の丘の上にあるピンク色の壁の家です
  この時間なら家でのんびりしてるはずなので訪ねてみて下さい」
ピ「ピンク色の家…… 何か微妙な趣味してるのね村長さん」
ノ「…それは言わないお約束です」
村長の家を教えて貰ったマリオ達は ノコタロウに礼を言うと
早速村長の家を訪ねてみることにした
ノ「……やっぱりマリオさんって格好いいな〜 強くて男らしいし…」
ノ♀「本当 あなたもマリオを見習って
   もうちょっと男らしくなってくれればいいんだけどね〜」
ノ「それは………わかってるんだけど…………うん
  僕も………そう思う」

コンコン!
マリオは村長の家を見つけ 扉をノックした
?「どちらさんかな?」
真っ白なあごヒゲと 目を覆い隠すような真っ白い眉毛の
年老いたノコノコが扉を開けた 手には杖を持っている
どうやらこの人…もとい この亀が村長で間違いなさそうだ
村「何じゃねチミ達は? …………………はっ!!
  さ…さてはドロボーじゃな!? じゃがあいにくワシの家には
  金目の物なんて置いてはおりゃせんぞ!」
いきなりマリオをドロボーと勘違いし 一方的にしゃべり出す村長
村「…まぁ少しのお金や ワシの年代物のコウラならあるが
  ワシと婆さんのラブラブでスイートメモリーな写真と
  モーレツアタックで婆さんのハートをゲッチュした時の
  プレゼントの結婚指輪だけは勘弁してくれたまえ」
ク「いや…別にいりませんから そんな物」
クリスチーヌは慌てて自分達が泥棒じゃないことを村長に説明した
村「……何じゃ違うのか? ではワシに何か用かの?」
ク「はい…私達スターストーンっていう星の形をした石を探してるんです
  村長さんなら何か知ってるはずだってノコタロウから聞いてきて…」
村「何じゃ それならそうと早く言いたまえチミ!
  え〜と…スターストーン… スターストーン…」
村長は必至に脳内の記憶を探っているようだった
時々後ろを向いたり 後頭部をポリポリかいたりと
落ち着かない動きを見せた
ク「………やっぱりダメなのかしら?
  他の誰かに聞いた方がいいかもしれないわね」  
失礼とは思いつつ マリオも同じ事を考えていた
そして2人が諦めて家を出ようとした…その時
村「おおおぉ〜!! 思い出した思い出した!」
突然村長は大声を上げた
村「スターストーンなら… あの恐ろしき赤きドラゴン
  ゴンババが持っておると聞いたことがある!」
ク「!! ゴンババって…さっきのでっかりドラゴンの事ですか!?」
村「おぉ〜 よく知っておるのぅ あやつのせいで…
  この辺りの村は荒らされ わしらも非常に困っておる!」
スターストーンをゴンババが持っていると聞き
2人は戸惑いを隠せなかった
村「…………おぉ〜そうかそうか!!
  チミ達は無謀… いや勇敢にもゴンババを退治して
  ワシらの村に平和を取り戻してくれるつもりなのじゃな?」
ク「へっ!? いや…あの…」
村「そうかそうか ならば協力はおしまんよ! え〜と…誰じゃったかな?」
ク「……………私はクリスチーヌ こっちはマリオです」
村「そうかそうか クリチーズ君にマニオ君か
  良い名前じゃのぉ ほっほっほ」
ク「いや…クリスチーヌとマリオです!」
村「分かっておる分かっておる! それではワシが
  クリチーズ君とマニオ君に良いことを教えてあげよう」
言うだけ無駄だ… 2人は即座に悟った …そして
いつの間にかゴンババ退治を引き受ける事にもなってしまった
最も…どのみちスターストーンを手に入れる為には
あのゴンババというドラゴンを倒さなければならないようだから
2人は黙ってゴンババ退治を引き受ける事にした
ク「……まぁしょうがないわね
  それで…ゴンババの城はどこにあるんですか?」
村「うむ! ではまずはスットン砦に向かうといいよ!」
ク「………いや ゴンババの城への行き方を…」
村「スットン砦には太陽のカギ月のカギという
何ともミステリアスな名前のカギが隠されているという…  
その2つのカギを持ってこなければお話は進まんのじゃよクリチーズ君」
ク「…………分かりました」
村「砦へと続く道に向かう為の門を開けるように言っておくから
  死なない程度に頑張ってきてくれたまえ!」  
マリオ達は反論1つすることなく そのまま村長の家を後にした

ク「…………………とにかく その2つのカギがないと
  ゴンババ城にはいけないって事でいいのかしらね?
  …何か不安だけど とりあえず まずは
  そのスットン砦に行きましょう!」
マリオ達は不安を抱えつつも ひとまずそのスットン砦に向かうことにした
ノ「あ…あの〜」
後ろから声が聞こえ 振り向くとそこにはノコタロウの姿があった
ノ「ス…スットン砦に向かうんですか?
  …気をつけてくださいね あそこには
  石の怪物が出るって噂ですから」
ク「石の怪物!?」
ノ「はい… 何でも炎の技が効かない怪物らしいです
  あの… よかったら…これ持ってってください
  きっと役に立つはずですから」
ノコタロウは懐から取りだしたPOWブロックをマリオに渡した
これを叩けば 周りにいる敵全員にダメージを与える事が出来る
ク「ありがとうノコタロウ! ノコリンにもよろしくね」
ノ「はい… あの… それでもう1つお願いが…」
ク「…? お願い?」
ノ「はい… あの… その… えっと…………………
  や…やっぱりいいです! さようなら」
ノコタロウは何かを言いたそうにしていたようだが
それを告げることなく去っていってしまった
ク「………何だったのかしら? …まぁいいわ
  とりあえず門をくぐって スットン砦に向かいましょう」

2人は村の外れにある門へとやってきた
門の前には門番のノコノコが1人いて 石の怪物が村に入ってこないように
門を守ってくれているのだそうだ
門「…あ! マリオさんですね? 村長から話は聞いています
  どうぞこの門をお通りくだ………………あれ?」
門のカギを鍵穴に入れて開けようとする門番
ところが…何やら様子がおかしかった
門「おかしいな〜 クルッて回せば開くはずなのに…」
門番のノコノコはしばらくあれこれ努力して頑張ってみたものの
結局カギは開かなかった
門「う〜〜ん…ずっと使ってなかったので
  カギが壊れちゃったみたいなんです…
  困ったな〜 これじゃ門を開けられないよ〜」
ク「そんな〜 どうにかカギを治す方法はないの?」
門番は両腕を組んで必至に考えた
そして数秒後 何かがピンと閃いたようだ
門「…そうだ! 確かゴロツキタウンには
  どんな鍵でも開けてくれるプロがいるって噂を
  聞いたことがあります!
  その人に頼めば…鍵を開けてもらえるかも知れません!
  すいませんが…その人を捜して連れてきてもらえないでしょうか?
  僕は門番なので…ここを離れるわけにはいかないですし…」
ク「分かったわ そのカギ開けのプロを連れてくればいいのね?
  ……しょうがないわマリオ 一度ゴロツキタウンに戻りましょう」
門の壊れたカギを開けられるかもしれないというプロを探すため
マリオ達はハナハナ村を離れ 一度ゴロツキタウンに戻る事にした

                                   つづく

posted by モモワ at 12:09| 和歌山 ☁| Comment(1) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月11日

第5話「星の導き」

〜プロローグ〜

第5話「星の導き」


ク「うわああぁぁ〜〜っ!! す…すご〜い!!」
通路を抜けて開けた場所に出た瞬間
クリスチーヌは思わず大声に出して叫んだ
そこは これまでの場所とは全く違う空気の流れる空間だった
中央には円形のステージのような台があり
そしてその台の向こうの壁には 何とも不思議な模様が描かれた
深紅色をした豪華な扉があった
フ「す…素晴らしいぃ〜!! これぞ伝説になっている1000年の扉だ!
  さぁ もっと近くに行ってみよう!」
フランクリは伝説の1000年の扉を目の当たりにし 少し興奮気味だった
だが無理もない… クリスチーヌやマリオですら初めて目にする
ゴロツキタウンの伝説にある1000年の扉
言い伝えが本当なら この扉の向こうに
伝説の宝が眠っているということになる…
ク「う〜 何かドキドキしてきたわね さぁマリオ!
  私達も1000年の扉の近くに行ってみましょう」
フランクリに遅れて数秒後 マリオ達も1000年の扉の前へとやってきた

目の前にそびえ立つ巨大な1000年の扉
マリオは試しに両手で押して開けてみようとしたが
扉はビクとも動こうとしなかった
まるで不思議な力に守られているかのように…
フ「やはりこの扉を開けるには…スターストーンを集めるしかないようだな」
フランクリはそう呟くと 振り返ってマリオの方を向いた
フ「……………さて マリオ君!
  先程クリスチーヌ君が言った事を覚えているかね?
  『魔法の地図を持つ者は1000年の扉の前で それを掲げるべし…
  さすれば星の導き 星の石の在処をてらすであろう…』
  早速宝の地図を扉の前で掲げてみてくれたまえ!
  伝説が本当なら きっと何か起こるはずだ!」
マリオは頷き 懐から宝の地図を取りだすと
扉の前にある円形の台の上に乗って 高々と魔法の地図を掲げた
すると…
フ「!! おおおぉ〜!! これは…」
ク「床が!! …先生 これは一体!?」
突然マリオが乗っている台を中心に 不思議な青い光が周りを包み込んだ
足下には魔法陣のような不思議な模様が現れ
さらにはマリオが手にしている宝の地図が謎の光に包まれた

…………それからどれくらいの時間が経っただろうか?
気がつけば周りを囲んでいた不思議な光はおさまり
辺りは静けさを取り戻していた
ク「…………!? 何だったのかしら? 今の光?」
フ「ふ〜む… 何やらマリオ君に不思議な力が宿ったようにも
  見えたのじゃが…………んっ!? そうじゃマリオ君!
  宝の地図に何か変化は起こっておらんか!?」
マリオは すぐさま手に持っていた地図を広げて確認した
そして地図に変化がある事に誰もが気付かされた
ク「これは………お城!? さっきは こんな物なかったわよねマリオ?」
地図の右上部分 ゴロツキタウンから北東に位置する草原には
お城のような物が記されていた
もちろん先程見たときには こんなお城は記されてなかった
それは地図を見た全員が確認している
フ「ふむ…… とにかく 一度ワシの家に戻ろう!
  地図を調べるのはそれからだ!」



その頃ゴロツキタウンから少し離れた場所では…
?「マリオったら遅いんだから…」
一本道を歩いていく1人の女性
そう 彼女こそキノコ王国の王女ピーチ姫だった
ピ「…まぁいいわ 先にお宝の手がかりを見つけて
  マリオをビックリさせてあげるわ!
  伝説の宝を調べてるっていう考古学者のお爺さんから聞いた場所…
  このまま進んでいけばそこに着くはずだし」
どうやらマリオに宝の地図を送ったものの
肝心のマリオがなかなかやってこないので
待ちきれず 1人で先に宝探しを始めてしまったようだった
と…その時
?「お嬢さん… お嬢さん…」
ピーチ姫が歩いていると 誰かが突然声をかけてきた
ピ「…えっ? 誰? 今誰かが私を…」
?「お嬢さん… こっちさね」
草むらの影からマントを羽織った1人の老婆が手招きをしていた
どうやらピーチ姫に宝の地図が入った小箱を渡した
物売りのお婆さんのようだ
ピ「あら! あなたはさっきの…」
婆「ヒッヒッヒッヒィ… いよいよ宝探しを始めるようさね?
  そんなお嬢さんに餞別をと思ってね…」
老婆は真っ赤に熟した美味しそうなリンゴを取り出した
ピ「まぁ 美味しそうなリンゴ!  
  ……おいくらかしら?」
老「ヒッヒッヒッヒィ…お代なんかいらないさね
  腹が減っては戦は出来んというさね
  最も…戦ではなく宝探しだが どっちも同じさね」
老婆はそう言って手に乗せたリンゴをピーチ姫に差し出した
ピ「…でも悪いわ この宝の地図だってタダでいただいたのに…」
老「気にすることないさね アタシからの感謝の気持ちさね
  …あんな物騒な街で アタシみたいな年寄りがやってる店に
  興味を持ってくれたお客は あんただけさね
  遠慮無く受け取るといいさね」
老婆はそう言うとピーチ姫の手にそっとリンゴを乗せた
ピ「……ありがとうお婆さん 本当言うと…
  お昼を食べる前に出発しちゃったから
  さっきからお腹がすいてて困ってたとこなの
  ありがたくいただくわ」
ピーチ姫は老婆に礼を言うと リンゴを一口かじった
ピ「う〜ん美味しい! 本当に悪いわ こんな美味しい…リンゴを…
  お金も………はらわ………ず………に………」
次の瞬間 ピーチ姫は気を失い その場に倒れ込んでしまった
老「………ヒッヒッヒッヒィ リンゴに仕込んだ眠り薬が
  効いたようさね」
?「さすがお姉様の魔法薬 効果テキメンね!」
?「んあ〜」
老婆の後ろから突然現れた何者かが言った
?「…それで そのお姫様をアイツのとこに連れて行けばいいのよね?」
?「んあ〜」
老「そういう事さね… さぁグズグズしてないで さっさと帰るさね!
  お姫様が目を覚ましたら面倒さね」



そしてこちらはゴロツキタウンのフランクリの家
フ「………というわけで その宝の地図はスターストーンが
  どこにあるかを示す レーダーのような造りになっているようだ!
  そして先程地図に現れたお城だが… これはドラドラ平原
  示している! 1つ目のスターストーンは ここドラドラ平原にあるようだ」
ク「ドラドラ平原? 確か…ここから北東のドラドラ地方にある平原の事ですよね?
  1年中暖かくて景色も良くて ノコノコ達が暮らす村もある…」
フ「うむ その通りだ! 実は…ワシも以前からドラドラ地方には
  何かあると思っておったんだよ 宝の伝説が記された本に
  たびたびドラドラ地方という地名が出てきておったからな
  あそこには何かがあると………………おっ!!
  そうじゃ!! 思い出した!!」
突然大声を上げるフランクリにマリオ達は驚いた
フ「そういえば… 数日前に伝説の宝について聞きたいと
  1人の女性が訪ねてきおってな」
ク「1人の女性!?」
フ「うむ… この街には似合わない美しいお嬢さんだった
  きれいな桃色のドレスをまとい 黄金色に輝くきれいな髪に
  金色の王冠をかぶっておった」
その言葉にマリオは驚き 慌てて近くに落ちていた紙に
ある人物の似顔絵を描いてフランクリに見せてみた
フ「!! おおおぉ〜 このお嬢さんだ!
  まさか…このお嬢さんがピーチ姫だったとは…」
やはり数日前フランクリを訪ねてきた女性はピーチ姫だった
さらにフランクリは ピーチ姫にスターストーンとドラドラ平原の事を
話してしまったという
ク「……ってことは やっぱりピーチ姫は
  1人でドラドラ平原に向かったのね!
  またあの変な連中が襲ってこないとも限らないし… マリオ!
  急いでピーチ姫の後を追った方がいいんじゃない!?
  ピーチ姫が宝探しを始めたんなら…
  同じようにスターストーンを追っていけば いつかきっと
  ピーチ姫に追いつけるはずよ!」
クリスチーヌの提案にマリオは頷き 早速自分もドラドラ平原へ向けて
出発することを決めた
フ「ワシはこの街でピーチ姫や その変な連中の事について
  色々聞き回ってみることにしよう
  頼りになる知り合いもおることだしの」
ク「分かりました 私達はドラドラ平原に向かいます!」
フ「ドラドラ平原へと続く土管が この街の地下にあったはずだ!
  二人とも…くれぐれも気をつけて行くんだぞ!
  何か分かったら またワシを訪ねてくるといい!
  それでは気をつけてな」
マリオ達はフランクリに見送られ フランクリの家を後にした
ク「さぁ…いよいよ冒険の始まりね!
  目指すはドラドラ平原! さぁ行くわよマリオ!!」
マリオとクリスチーヌは気分を新たに
伝説の宝とスターストーンを巡る冒険へと出発していくのだった

                                     つづく
posted by モモワ at 20:46| 和歌山 ☀| Comment(2) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。